ココロのコンパス

仕事のことや心のことを中心に書いていきます。

悩みの裏の希望を聴く~「悩みをきいているとこっちまでつらくなる」時の対処法~

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こんばんはyuki@カウンセラーです。

 

たまにタイトルで書いてる

「人の相談のってるとこっちまでつらくなってしまう」

というような相談をうけます。

僕も、自殺願望やリストカットなど

いわゆる「重い相談」は結構受けてきました。

 

今日は相談にのっていてもつらくならない

考え方を紹介します。

 一緒につらくなるのは素晴らしいこと

まず前提として、つらい思いをしている人の

話をきいて、こっちまでつらくなるというのは

いいことです。その姿勢が共感しているということであり、

つらい思いをしている人を救います。

 

「自分のことをわかってくれる人がいる」

その気持ちは本当に力になりますからね。

 

同情にならないように気を付ける

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その場で一緒になってつらい思いに

共感するのは素晴らしいことですが、

時々、

「悩んでいる人のことをなんとかしなきゃ」

と思いすぎてしまう人がいます。

こうなると苦しいし、相談にのっている方も

つらいですね。

 

本質的には他人はコントロールできませんから。

 

そして「助けなきゃ」と思った瞬間に

相手のことをかわいそうな人と思っていることに

なります。

 

この姿勢は悩んでいる人から

立ち上がる力を奪いますよ。

 

この時点で相手(かわいそうな人)<私

の図式が心理的にできあがってしまい、

ちょっとした依存関係にも結び付いて

しまうことがあります。

 

気を付けましょう。

 

カウンセラーが実践する「こっちまでつらくならない」聴き方

 やっぱり「クライアントに光をあてる」

基本です。

どういうことかというと、

「死にたい」という人は、

ほんとは「生きたい」から

相談に来ているのです。

生きたくて生きたくて仕方ない。

だからつらいんです。

 

また、会社の愚痴を言ってくる人は

今の会社が「こうなってほしい」という

希望がある。

 

そう、希望があるから悩むのです。

 

だから、

僕は、その希望の部分を意識しています。

死にたいの裏側の「生きたい」という

希望を聴いているのです。

そういう意識でいるからあまりつらくなりません。

もちろん、死にたいといっている人に対して

「ほんとは生きたいんでしょ?」なんて

言いませんし、ポジティブ思考を押し付けません。

 

でも、どっかで希望を信じながら話をきいている、

そんな感じです。

 

希望をみているから、かわいそうだなんて

当然思いませんし、クライアントを尊敬できます。

 

他にも相手のがんばってきたこと、

努力してきたことに焦点をあてる考え方もあります!

詳しくはこの記事に書いてありますので

余裕があれば参照してください!

www.kokoro-no-compass7.com

 

まとめ

相手の悩みをなんとかしよう、と

思いすぎない。その姿勢は大事ですが、

相手=かわいそうな人、自分=助ける人

という対等ではない関係になってしまいます。

 

そして悩み、つらいは希望の裏返しです!

どんな希望をもっているのか

そっちも意識しながらきくこと。

 

以上!

これができると、こっちまでつらくならずに

話がきけるし、良い聴き手になれると思います。

 

ではでは。