ココロのコンパス

仕事のことや心のことを中心に書いていきます。

「正論を言わない」ことを大切にしたい

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あけましておめでとうございます。

yuki@カウンセラーです。今年もよろしくお願いします。

 

本日は悩み相談に乗る際に、

気を付けていることを紹介したいとおもいます。

 

 何番目に相談されたのか考える

悩みを抱えたときにまずは家族や、パートナー、

親友など身近な人に相談しますね。

つまり、あなたのところに相談にやってきたときに、

すでにその悩みは何人かに相談されたあとかもしれません。

裏を返せば、それまでの相談では、

悩みが解決されなかった、

解決の糸口が見つからなかった、

何か変えてみるモチベーションがわかなかった

ことになります。

 

そして、もし、一番最初にあなたのところに来たとしても、

厳密に言うとあなたは1番ではありません。

 

なぜか?

 

人は悩んだ時にまず最初に自分と対話するからです。

(当たり前ですね。)

そして多くの場合、悩む原因を作った自分を責めています。

 

だから、その人が

うまくいかなくて散々自分を責めてきたことを、

こっちがまた言っても仕方がないのです。

 

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正論を言わない

昔、友人に「サラ金から150万借金をしている」

と相談をうけたことがありました。

彼は仕事ができる人間で、プライドも高く、

そんな状況になってしまった自分のことを

何度も何度も責めていました。

 

だから、僕は言ったんです、

「お金なんてどうでもいいじゃん。」

 

そこから彼はふっ切れ、問題の解決に少しずつですが

すすみはじめました。

 

僕も、

「ちゃんと働けば?」

「誰かからお金を借りればいい」

など、正論めいたアドバイスをすることはできました。

 

でも、それは意味がない。

 

だってそんなこと、彼自身が一番わかっているから。

 

それができなくて自分のことを散々責めていたのだから。

 

お金がないというのはただの事象にすぎず、

多くの問題が絡み合っています。

借金を返せることなら返したいし、

でもそれができない。それができなくて悩んでいる。

相談してきてくれている。

そこで正論をぶつけることに意味はないのです。

 

もちろん、友人や尊敬する人に正論をびしっと言ってもらう、

背中を押してもらうことで前に進める類の悩みもあります。

 

けど、僕が大切にしたいのは正論を言わないこと。

そして、その人の悩み方、考え方の外に解決方法があること。

悩んでいる人と同じような考え方、悩み方をしてしまったら

悩みは絶対解決に向かわないですからね。

 

 

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「2種類の気づき」について書いています。

www.kokoro-no-compass7.com