ココロのコンパス

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「人が育つ組織の15要件」~セミナー聴講レポート(HRサミット)~

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本日はHRサミットに行き、

人材育成系のセミナーを聴講してきました。

日本最大級の人事フォーラム HRサミット2016

 

昔から人材育成や組織開発に

興味があったのもあり、

(大学の卒論が人材育成)

楽しかったです。

 

中でも

高橋教授の「人が育つ組織の15要件」という

講演がすごく良かったので

ポイントをシェアします。

 

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講師のプロフィール

高橋俊介(慶應大学院 特任教授)

主なキャリア:国鉄(現JR)、

       ワトソンワイアット(現タワーズワトソン)

主な著書:「ホワイト企業」「スローキャリア」など

 

人材育成の目的

講演の前段で語られたのは

 

人材育成に取り組むこと自体は総論賛成だが、

どうやってやるかというのは漠としたものである。

本来、人材育成の目的は

「人の思考・行動特性を変える」ことにある。

であるならば、

「どう変えたいか」を明確にする必要がある

(完全な引用ではありません)

 

といった人材育成の目的についてでした。

 

やはりゴールイメージが

明確でない取り組みが多く、

「とりあえず研修」みたいな

感じになりがちだということです。

 

これについては、とても共感しました。 

自分の新卒研修を振り返ってみても、

「ビジネスの環境は変わっているのに、

今まで通りの伝統的な研修をしている」

と感じることが多くあったように思います。

何を目指しているんだろうと。

 

上司の仕事は部下が育つ環境を作ること

今回70分ほどの講演でしたが、その中でも

一番印象に残っているパートです。

 

上司だけで部下は育てられない。

上司の仕事は部下が育つ環境を作ることである。

 

この言葉、胸に刺さりました。

 

現在のビジネス環境は変化が早く、

全部を上司が教えられるわけではないし、

また社内のだれもやったことがない

ことにも挑戦していかなければなりません。

 

だからこそ上司の仕事は

部下が育つ環境づくりであるということです。

 

例えばJALでは、

フライトのあと若手社員同士が

成功事例の共有をする場を

作っているみたいです。

上司から言われて反抗したくなることも

同僚から言われると「頑張ろう」って

気にもなりますよね。

また、「自分たちで考える」

いうのが習慣になる気もします。

 

そして

星野リゾートでは

顧客からのフィードバックを

高める取り組みに注力しています。

低かった顧客からの

アンケート回収率を3割ほどにまでに

上昇させました。

 

顧客からの言葉は

社員のモチベーションアップや

スキル開発につながりますね。

 

このような環境を作るのが

上司の仕事、というわけです!

 

高橋さんが強調していたのは、

上司や先輩社員は

最低限必要なスキルを教えるべきだが、

+αの成長には

上記の例のような

様々なパターンの

コミュニケーションが必要である、

ということで、

上司が教えることも

重要であるということは間違いありません。

 

 

所感

紹介する事例も豊富だったし、

高橋さんの育成にかける

エネルギーも伝わってきて、

聴きいっちゃいました。

 

僕としては、ありきたりだけど

自分がマネージャーになったときの

ことを時々想像しながら今の仕事に

取り組むことを実践してみたい。

あとは、純粋に育成や組織変革の仕事に

いつか挑戦してみたいなあと思いました。

 

今回の「人が育つ組織の15要件」の詳細は

こちらの本に書いてあるということです!

 僕も読んでみよう。

 

ではでは。