【ビジネス】正確なコミュニケーションには「メタモデル」を意識する
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こんばんは、yuki@カウンセラーです。
日ごろ、仕事でコミュニケーションをとる中で
「ちょっと誤解されちゃったかなー」とか
「あの人が言ってたのってそっちの意味だったのか」等
うまくコミュニケーションをとれていないのが原因で、
仕事がうまく進まなかったりしたことって
ありませんか。
そもそもコミュニケーションの齟齬は
多くの場合、人間が誰しも持っている
「メタモデル」というフィルターが影響しています。
今日はメタモデルとはなんなのかということと、
何を意識すれば正確なコミュニケーションが
とれるのかを紹介します。
メタモデルとは
メタモデルは
人間の脳がもっているフィルターです。
人間は情報を記憶するときに、情報を
①一般化
②省略
③歪曲
して記憶します。
これ自体は悪いことではなく、
効率的に記憶をするためには必ず必要です。
このフィルターがないと
情報の処理がうまくできません。
例えば、大切な思い出も
全部は覚えているわけではないですし(省略)
自分の解釈や見方が入っていて(歪曲)
完全に正しく記憶してないですよね。
(「そして大切な思い出」というラベルを
つけて個別具体的な事例を一般化してます笑)
また、言語を使って
相手とコミュニケ―ションをする、
つまり、脳にある情報を発信する際にも、
メタモデルは作用します。
つまり、しゃべる情報も、
一般化され省略され、
歪曲されているということです。
(ちなみに何を省略、歪曲、一般化するのかは
その人の価値観や信念が影響したりします。)
では、①一般化 ②省略 ③歪曲について
ひとつずつ見ていきながら対処法を
考えていきましょう。
①一般化
「Aはだいたいこうだ」
「絶対Bすべきだ」といった、
決めつけや可能性の排除、
パターン化などがこれに該当します。
こういうコミュニケーションはよくみますよね。
対処法としては
「本当に例外はないのか?」
「ひとつの事例から全体を予測していないか?」
「本当に以前と同じパターンなのか?」
ということを気を付けたり、質問したり
することで一般化のメタモデルを回避することが
できます。
②省略
人のしゃべり言葉は多くの場合、
主語や前提が省略されており、
このせいでミスコミュニケーションが
起きることがあります。
いろんなことが省略されますが、
特に確認したいのは
主語と前提です。
「誰が誰に対してのやったのか?」
「どういう前提でしゃべっているのか?」
など大事な打ち合わせや
うまくコミュニケーションがとれていないと
感じる相手に対しては確認した方が良いでしょう。
③歪曲
歪曲については、
「情報」にしゃべる人の憶測や解釈が
くっついて起きます。
正確な情報を得たいなら
事実や情報と解釈や憶測の部分を分けてきくことが
大事です。
まとめ
言われてみれば当たり前なのですが
メタモデルというものが人間には
備わっており、だからこそ人間はうまく
情報を処理できます。
しかし、それにはデメリットもあって
コミュニケーションの際に
多少情報をゆがめて相手に伝えてしまいます。
これはこれでしょうがないことなので、
正確性が求められる場面では、
聞く方がメタモデルの存在を認識し、
必要に応じて、質問や確認をし、
なるべくもとの正しい情報を
復元するようにしましょうね!
あ、紹介したメタモデルはNLPで学べます。
ではでは!