【スケーリングクエスチョン】10点満点で3点。7点をどう補うかより3点をどう増やすか
スポンサーリンク
こんばんは、yukiです。
GWはじまりましたね!
宇都宮に行って餃子がたべたいです。
さてさて、なんだかよくわからないタイトル
ですが、書いていきます。
カウンセリング手法のひとつである
「スケーリングクエスチョン」を
解説していきます。
今日も対人支援をしている人、
先生、悩み相談によく乗る人、
必見ですよ!
◇スケーリングクエスチョンとは
ある状態を点数化して答えてもらうための
質問です。
例えば、
「今、10点満点でどれくらい幸せですか?」
「0点が通常だとしたら今、緊張度は何点くらいですか?」
などです。
◇スケーリングクエスチョンの効果
①クライアント(質問をされる方)が自分の
状況を客観視できる
②相談に乗る側も
相手の状況がどれくらいかわかるから
問題が扱いやすい
③「あと1点あげるためには~?」
で、次のアクションを作りやすい
こんなとこですね。
まず①ですが、不安とか、楽しさとか、
~がやりたいっていう気持ちって
普段点数化することがないので、
やってみるとめちゃめちゃ具体化されます。
「なんとなく不安」って思っていても、
ちゃんと客観視してみると、
そうでもなかったりする。
点数自体には意味はないけど、
点数をつけようと考えてみる、
冷静にふりかえるプロセスが大事です。
②については、クライアントの状況が、
相談のる側によく伝わるので、
「この人は今、かなりつらいんだな」
とか、そういうことがわかって
共感できるようになります。
③については、スケーリングで
しっかり現状を具体化してもらえば
次のアクションを一緒に考えていく
ことができるし、
「1点だけあげる」という無理のない
目標設定を一緒にすることができます。
ベイビーステップっていいますね!
◇スケーリングクエスチョンの注意点
タイトルで書いた通りですが、
「10点満点で3点」って答えが
返ってきたとすると、
「じゃあ足りない7点は何で、
どうやったら達成できるか考えましょう」
っていう話になりがちです。
ちがいます!
僕が好きな心理学の考え方である、
ソリューションフォーカストアプローチ(以下SFA)
では、3点の部分をはるかに大事にするんです。
この3点は立派な
リソース(使える力や資源)です。
3点の中身はなんなのか、
それをまずいっぱい聴く。
認める。
その3点はできてることだし、
得意なことだったりします。
だから、まだできていない7点には
注目せず、その3点を活かし、
どうやったら4点にできるか
一緒に考える、
それが相談に乗る上で大切なことです。
(結構まちがって使っている人がいますので
注意してくださいね!)
◇最後に…
最後に1つ言いたいのは、
「本当に3点しかないですか?」
っていうこと。みんな結構自己評価が
低い場合があります。
よくよく考えてみると5点だったり、
友達や先輩の力をかりると
6点になったりしませんか?
リソースは自分だけの力ではありません。
もっと他力もかりてリソースを
広く考えましょう。
きっともっとできているはず。
できるのではなく、すでにできている。
以上を気を付けて、
スケーリング活用してね!
では。
ーーーーーーーー
GW中にブログのデザインとか変えます。
がんばります。